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[書評]20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ(.@HAL_J)

Twitter id:@HAL_Jさんから頂いた本
「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ ー 20世紀の半分以下の時間と費用で学ぶ最新最短英語学習法」
を読みましたので、感想など書いてみようと思います。
巷には英語の本はたくさんあり、TOEICの本も山程出版されているとは思いますが
少しだけお付き合い下さい。


まずはじめに


この本はご本人がTwitter上にドラフトを流し
また様々な情報交換をしながら、その後ブログ(The Wisdom of Crowds)になり
勢いそのままに本になってしまった、というものです。

なお「まえがき」と「あとがき」はそれぞれご本人のサイトで公開されていますので
興味のある方は確認してみて下さい。
The Wisdom of Crowds – JP - まえがき『20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ』
The Wisdom of Crowds – JP - あとがき 私に足りなかったのは『英語力』と『動機』


20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ
(2010/09/15)
Hiroyuki Hal Shibata

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何を目標としているか+学習時間+モチベーション


本の帯にもあるのですが、この本の目的は以下の三点です。
・TOEIC試験で860点以上を取得してA Levelに到達する
・「読む」「聞く」という受身な英語だけではなく、自分から英語を発信すること、すなわち「話す」「書く」がちゃんとできるようになる
・Native English Speakerたちと英語で意思疎通できるようになる。

この目的を達するために、まず1500時間という学習時間の目安があります。
(参考:英語上達完全マップを10ヶ月やってみた)
・1日1時間であれば、約4年です。
・1日2時間であっても、約2年かかります。
・1日3時間勉強すれば、1年とちょっと、ぐらいでしょうか。

なんとなくこの本のことを知ってしまった人だけではなく
この本を自ら手に取った・取ろうとしているような人であっても
英語の勉強には苦労してる・してきた・しそうな状態だと思います。

さて、事情により英語を習得しなければならなくなったとします。
その時私達は本当に1500時間勉強が出来ますか?


上の問に即答出来るような人なら、地道に勉強を続けてそのうち英語を習得しそうです。
ただ、そういう人ならば、別に最新の英語学習法に頼らなくても、目的を達成出来るのではないでしょうか。
そのような凄い人ではなく、「英語漬けは少し辛いなぁ」とか「ちょっと自信はないけど…」とか、そんなあなたにも、この本はお勧め出来る本になっています。
iPhone、Kindle、Audio Book、Twitter、Lang-8、レアジョブ、PASORAMAといった最新の英語学習法が、そんな私たちを助けてくれるのですね。

皆が頑張っているから、自分も頑張れる


最新の英語学習法ですが、それはとても刺激的なものです。
普通英語の勉強と言えば、「CDを聞く」「本を読む・音読する」「単語帳を覚える」など、閉じ込もった作業といった感じがして、少し寂しいイメージがあります。
しかし最新の勉強法ではそんなことはありません。

せっかく学んだ表現を使ってLang-8に日記を投稿してみた。すぐにNative English Speakerの人が添削してくれた。自分も他の人が日本語を勉強するのを助けてあげよう。
英作文の練習がしたいから、英語用のTwitterアカウントで英作文をTweetしてみよう。せっかくだから、他にも英語アカウントで練習している人と励ましあいながらやってみる。
発音の練習をしているのだけど、いまいちどういう感じか分からない。Google音声検索で、本当に自分の英語が認識されるかどうか、試して遊んでみよう。

最新の機器(Kindle、iPhone...)や最新のシステム(Lang-8、Google音声検索...)が、私たちの学習をサポートしてくれるのです。
私も普段英語を勉強していますが、まだまだ苦労することも多いです。
そんなときは自分と同じ英語学習者たちの頑張りを確認すると、自分も頑張らないとなぁ、と刺激を受けます。
例えばTwitterであれば、著者がまとめた英語学習者のリストやハッシュタグなどがあります。
Twitter / @HAL_J/Twitter ESL
Twitter / Search - #gbenrei

こういった所には、本当に熱心に英語を勉強してる方がたくさんいます。
皆に負けないように、自分も勉強しないとダメだなぁと、日々思っています。

最後に


書籍にはこの他にも、英語を使ってこそ出来る貴重な経験談や
著者や、他の英語学習者たちからの熱いメッセージが盛り沢山になっています。
著者は本当に上手く熱い文章を書く方なので、そちらの方もお勧めです。

また、ブログから本の形態に落とされたこともあり、読みやすくなりました。
私はブログで読んだ記事が多いのですが、大分読み直しと校正の手が入ったこともあり
書籍版はなんとなく読みやすい内容になっていると感じます。
(もしかしたら私の小市民的な部分が本に対してそう感じさせてるのかもしれませんがw)


そんな私(普段:大学生)ですが、今年の3月ぐらいから英語の勉強を始めました。
まだブログも途中までしか完成していない頃だったように記憶しています…
Lang-8を始めたり、Twitterの英語アカウントを作ったり(@taki0313E)、オーディオブックを買ったり、洋書を乱読してみたり、つい先日のことですがkindleを買ってみたり…(参考:[日記]ひょんなことからKindle(wifi only)を注文して3G+wifiに変えてもらいカバーは先に届き本体も届いた。 | パラボラアンテナに立て掛けられた本)。

勉強が上手くいかなかったり、どうしても時間が取れなかったり
Lang-8でコメントがなかなか付かなくて悩んだり(笑)
そんな感じでふらふらしながらも、なんだかんだで今も英語の勉強は続いています。
20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決め、走り始めました。

1500時間なんて、もちろんまだまだ先のこと…
それでもいろんな人から刺激を受けながら、頑張ろう思います。

最後になりましたが、著者の@HAL_Jさんを始めとして
私にいつも刺激を与えてくれる方々、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします :)
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【書評】数学ガール/ゲーデルの不完全性定理(途中)

結城浩氏著の数学ガールシリーズ第三弾、数学ガール/ゲーデルの不完全性定理のレビュー。
なんだかんだ言いながらいろいろ予定が入ってしまい、最後まで読めていませんがレビュー
(とりあえず11月中には最後まで読む予定なんですけど・・・)

数学ガール/ゲーデルの不完全性定理数学ガール/ゲーデルの不完全性定理
(2009/10/27)
結城 浩

商品詳細を見る


もしかしたらネタバレがあるかもしれませんのでご注意ください。
とりあえず今回はまだ読み終わっていないので、一章ずつ書いていきます。
ちなみに帯の言葉は「数学って、不完全だったの?」で、不完全性定理と関係しています。

プロローグ
主人公である「僕」の語りですが、毎回主人公の語りだったかな?
これはエピローグと対で、将来の主人公がおそらく語っている部分です。
この部分を読むと、「あぁ数学ガールワールドに帰ってきたな」とぞくぞくします。

第一章 鏡のモノローグ
今回はゲーデルの不完全性定理が題材な事もあるのか、クイズがあります。
なんでしょう、数学ガールの上手いなぁと思うところは、凄く簡単で面白い話からするんですよね。
数学ガール(無印)、数学ガール(O)共に、序盤は簡単な話なんですよね。
※そういえば序盤の話はミルカさん、ユーリ、ユーリの順番だ
これって本の要素としてとても大切だと思うんですよね。
とくに今回の本は過去のシリーズよりも分厚くなっているので、それと関係してもいいですよね。
※個人的には緑色のカバーはいいな!

第二章 ペアノアリスメティック
いわゆる自然数の話をテトラと一緒に語っていきます。
ペアノの公理自体は大学などでも習う人も多いでしょうし、私も習ったことあります。
一応知っている題材なので私は別に苦ではないのですが、ここで際だつのはガイドとしてのテトラちゃん。
どこかの巻(たしか無印)で著者である結城さんは
難しい場所はミルカさんに導かれながら
躓きやすそうな場所はテトラちゃんと一緒に
といった話を書いていたと思うんですけど、本当にこの条件忘れのテトラちゃんはいいキャラしてますね。
ふと疑問に思ったことをテトラちゃんが一緒に疑問に感じてくれて、それを「僕」とミルカさんが埋めてくれる。
凄く物語に引き込まれますね。
賢い人はミルカさん視点で、学習者はテトラちゃん視点で、小中学生はユーリ視点で
一冊で三度おいしい。(何か違う)

第三章 ガリレオのためらい
少しずつ少しずつ物語が進んでいきますが、集合の話がメインですね。
みんなと仲良く、集合と写像について学びます
論理や集合や・・・を扱うための基本的な話ですが、たくさん例があるので大丈夫。
ラッセルのパラドクス(初耳)など、集合にある程度詳しい人でももしかしたらうなる?

第四章 限りなく近づく目標地点
誰でも一度はだまされたことのある式(ネタバレ過ぎるので割愛)を題材としてユーリと楽しく数学します。
「僕」の一番やさしい語り視点である対ユーリの談話が続き、数列と収束について語っていきます。
最終的にミルカさんとテトラちゃんも出てきて、いろんな角度からその式を見つめていきます。
そして数学を学ぶ物なら誰しもが知っているワイエルストラス、そしてε-δへとつながっていきます。

第五章 ライプニッツの夢
ライプニッツと言えば微分とかなんやらで有名な人ですが、その人周辺の話。
いわゆる条件とかの話が出てきたりします、また物語の中盤です。
ここら辺から基礎的な話から大きく話が展開していきます。
いわゆる公理・推論・論理といったものを主人公である「僕」が追います。
だいぶ難しめの話(というかなじみのない話、かな。)が続きますが、頑張ります。
あえては語りませんが、萌えポイントがあります。

第六章 イプシロン・デルタ
噂によると、大学生の8割が挫折するらしいイプシロンデルタ論法。
論法を主人公である「僕」とかわいいテトラかわいいテトラが追っていきます。
難しいのはなんといっても∀・∃の結びつきの話ですが
私たちのスーパーガイドである条件忘れのかわいいテトラと一緒に勉強します。
楽しいな、このε-δの話は。
この話、確かに難しくて大学などでもとっつきにくい話になっているのですが
「僕」とテトラとミルカさんのアンサンブルによって、なんとも考えやすくなってますね
※分かりやすくではなく、考えやすく。と表現した
※とはいうのも私はそれなりにεδを習っているので、なんとも評価しづらい
そして物語が加速していくのに合わせて、テトラポイントがあります
※それにしてもランキングというのは、なんとも古風な学校だな。



とりあえずここまで。
読む範囲としては第十章の途中まで進んではいるのですが
後半は物語の転結に関わってくるのでまとめて書こうと思います。
第七章の対角線論法から、一気に物語は不完全性定理まで加速しますね。
本当に引き込まれる話です。

もっともっと続いてくれると楽しいなあ。
無印から一年間がちょうど経った第三巻です。
※物語の中の話。無印はメインとして2年の春から始まる。
※第三巻では2年終わりの春までたどり着いた。

数学ガール自体はだいたい一年に一冊ずつ出てるのかな(?)
ところで仮に続編が出るのなら、どういった分野に来るのだろうか。
オイラー(E)→フェルマー(F)→ゲーデル(G)と来ているので、次はHですよH。
※もちろん冗談ですが。

【書評】数学ガール フェルマーの最終定理

「数学ガール」シリーズは結城浩氏の書いている萌え数学シリーズのこと。
※私の考え方では萌え数学と数学少女萌えを一冊で味わえるシリーズ。
数学ガール フェルマーの最終定理はシリーズ第二巻。
前作の中心になったオイラー(Euler)からフェルマー(Fermat)へ話が移る。

帯の言葉「「僕」たちが追い求めた整数の<<ほんとうの姿>>とは?
「僕」と三人の少女が織りなす魅惑の数学物語

加えてフェルマー、そしてワイルズに捧ぐ

数学ガール/フェルマーの最終定理数学ガール/フェルマーの最終定理
(2008/07/30)
結城 浩

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前作に引き続き、主人公「僕」と数学ガールたちが織りなす物語。
話は前作の解析的な話から、今作では数論を中心とした話へ進む。
長い間証明されずにいたフェルマーの最終定理を中心題材として進む萌え数学。

登場人物の紹介

前作に引き続き鈍感な数学好きの主人公である「僕」
才媛眼鏡美女は健在でピアノも弾ける数学ガールで今作で事故に遭う「ミルカさん」
いつの間にかミルカさんと仲良しになっている努力家的数学ガール「テトラちゃん」
今作で登場する主人公「僕」のいとこの「ユーリちゃん」

前作から一人、登場人物が増えて語られる数学。


微分などが出てこないこともあって、前作よりも読みやすくなっている印象。
前作のピンクを基調としたイメージから一転して、オレンジを基調とした本に変わった。
前作に引き続きミルカパートとテトラパートが一応存在する?
ただ二人とも仲良しになっているので基本的にはどっちもいつもいるイメージが残った。
章立ては前作に引き続いて全10章にプロローグ、エピローグがある。

今作、とてもずば抜けてすごいミルカさんを中心に語られる計算の話。
いわゆる代数系・群・可換群・環・体などの数論の話が出てくる。
代数の基本定理にも関わってくるのね、体というのは。確か。

それはともかく、今回はやけにピタゴラスの定理が出てきます。
これは主題のフェルマーの最終定理への助走的な立場なのだろうか。
無限降下法という証明の技法の話もこういった別の分野と関わってうまく語られている。

前作に引き続きミルカさん→僕、僕→テトラちゃんという流れがあって
その中でテトラちゃん、また僕は次のような武器を手にしていく。

ピタゴラス数
互いに素
偶数奇数を調べる
最大公約数と最小公倍数
素因数分解
背理法と矛盾
無限降下法

多いね、ただどれも丁寧な説明があるので
前作と同じく、ミルカさんの話に挑戦し、テトラちゃんと共に学ぶような姿勢で行けば最後まで読める。

中学生でも最後の方まで読めるはず。
数学好き高校生なら頑張れば読み切れる。
大学生なら最後の方以外はスラスラいけるだろう。
結構数学好きなマニアの方は微分などがない分、スラスラ逆に読めそう。
以上個人的な分析。


やはりミルカさんの交通事故周辺の話は面白い。
いわゆる難しい数式があまり登場しないので(最後以外)、物語として面白く感じる。
特にテトラちゃんが頑張ってる印象?ミルカさんに使われてます!
いとこのユーリとテトラちゃんの絡みなど、物語としても膨らんだ感じか。

結局のところ僕とミルカさんはどうなんでしょうか。
個人的に面白かった話は素数指数表現のところ。
普段から位取記数法になれているので、こういった別のとらえ方は面白い。
またベクトルの話と絡めてくると、互いに素~直交という話は美しくていいね。

第九章では世界一美しい数式(?)の話が出てくる。
有名なオイラーの公式なんだけども、テトラちゃんが前作で僕から習ったテイラー展開が活躍。
完全にテトラ展開になる勢いですが、面白い話ですね。
結局複素数乗はどういう意味なのかという話が出てきて
ここは前作、ミルカさんが語っていたωのワルツの話と合わさって面白い。

証明の話ならば、背理法、そして無限降下法が出てくる。
数学的帰納法と合わせて三大証明法(勝手に言っている)の登場です。
あ、数学的帰納法は出てきてないかな?忘れた。
第十章のフェルマーの最終定理の部分は結構難しい、飛び抜けて難しい。
それ以外の部分は前作よりだいぶ簡単な話なので(当社比)読みやすいかなぁと思います。

前作に引き続きエピローグでは将来の僕が語られる。
この話部分も面白いので必読。
第十章だけで挫折して読むのを辞めないように。(笑)
第三作目の数学ガール ゲーデルの不完全性定理にも注目したいところ。


※後書き
※どうも正確には数学ガール/フェルマーの最終定理という表記が正しい様子です。
※一応Web等でもスラッシュで区切ることが多いように感じるので書いておきました。

【書評】数学ガール(無印)

「数学ガール」シリーズは結城浩氏の書いている萌え数学シリーズのこと。
萌え数学シリーズというより、数学少女萌えシリーズか?いずれにしても勝手に言ってるだけ
無印と付けているのは数学ガール全般の話なのか、第一巻の話なのか区別するためです。

帯の言葉「「僕」の心をときめかす、数式と二人の少女

数学ガール数学ガール
(2007/06/27)
結城 浩

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理工系の人にすると、数学の美しさとか数学の楽しさといった耳を疑うような言葉であっても
結構共感できる人も多いと思います。なんと言っても普段使うことも多いでしょう。数学科なら尚更。
※数学初心者向けということだったら第二巻「数学ガール フェルマーの最終定理」の方が適するはず

主な登場人物は次の三人。

主人公であり語り部であり鈍感な数学好きの男の子である「僕」
才媛眼鏡美女というありえないパラメータを持つ数学ガール「ミルカさん」
ドジっこ条件をすぐ忘れるドタバタっ子で僕の後輩、第二の数学ガール「テトラちゃん」

このような三人が数学を使って楽しく遊ぶというのが数学ガールシリーズの話。

第一巻、序盤は僕とミルカさんの入学直後の話から始まります。
その後すぐに一年がたってテトラちゃんが入学してくる、そして僕にコンタクトしてくるのですが
ちょうどこの一年分のことは話にないんですよね。書いてくれないかな
それはともかくとして、そこからが数学遊びの本編になります。

基本的に才媛ミルカさん、ドジっこテトラちゃん(条件忘れの)なので、難易度も違います。
ミルカ章は話が少し難しい、テトラ章は僕視点で優しい数学が続きます。
たとえばミルカ章では

複素数、三乗根、ふぃぼなっちすうれつ、離散、・・・

などなど難しめの話が来るのですが、テトラ章では

相加相乗平均、絶対値の定義、平方根、微分、テイラ展開

のような話が来る。
第一巻はいわゆる解析、つまり微分や積分を使って関数をコネコネしましょうという話が来る。
ただ詳しい説明が結城浩氏、つまり「僕」的な視点で入ってくるので大丈夫だと思います。

レベルとしては

中学生ならぎりぎり途中までは読めるはず
高校生の微積を習う範囲ならまぁ最後まで読めるはず
大学生レベルなら普通に最後まで理解しながら読めるはず
数学が趣味な人は結城浩氏の説明にニンマリ、もしくはやきもきしながら読めるはず

といった感じに分析してます。少なくとも僕は。


個人的にはミルカ派なので

第六章 ミルカさんの隣で
第七章 コンボリューション
第十章 分割数

の流れで語られる僕とミルカさんの話、大好き。
なんだと・・・これが理系の萌えか・・・と感動した。

話としては第六章で微分と差分、積分と総和の話が来る。
記号的にはdとΔ、∫とΣの話。(分かる人向け)
コンボリューションはいわゆる畳み込み演算の話。
僕の説明「うまい形の積の和」という表現は秀逸。
コンボリューションは理工系なら必ず習うと勝手に僕が思っているぐらい頻出な用語
分割数はどのように式を分割できるかの話、ミルカさん最高です。

ここまで僕の個人的感想。
章の途中、時々僕のノートという項目が出てくるのが意外といい。
イメージ的には専門書の中にあるCoffee Breakみたいな感じか?
基本的にいろいろな定義式や名前のついた関数、級数が出てくるので
こういったのはうまくまとまって把握しておかないと、さすがに数学中心とはいえ物語が難しくなる。
そのためこの僕のノートの場所は結構大事かなぁと思った。

第二巻でも出てくるのですが、いろんな解析する方法を得てくると、それが数学と戦う武器になる。
第一巻では

微分と増減表
和の個数を変える
上界の評価
解と係数の関係
グラフを描く
困った関数をテイラ展開する

などなどいろんな武器が出てくる。
こういうのを見て、おもしろいなぁとか思ってしまうと完全に萌え数学の餌食です。
※上に書いた事への回答? 結局萌え数学と数学少女萌えの両方を一冊で味わえるのか
興味のある方は是非?

【書評】The Wizard of Oz (Axford Bookworms Library Level.1)

洋書の書評続きです。
今回はOxford Bookworms Library Level.1であるThe Wizard of Ozについてです。
日本語名は当然「オズの魔法使い」ですが、読んだことなかったですね。
日本語・英語共に初読みになります。

Wizard of Oz level 1 (Oxford Bookworms Library)Wizard of Oz level 1 (Oxford Bookworms Library)
(2000/08)
L. Frank Baum

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前回読んだのはA LITTLE PRINCESSでしたが、同じレベルの本。
しかし単語の難易度としてはオズの魔法使いの方が上です。
同じくheadwords. 400で書かれているはずですが、難しく感じました。
また相変わらずの固有名詞の難しさがあります。
登場人物として、主人公のDorothy、その仲間Scarecrowが難しいかな。
たぶん主人公はドロジーかドロシーと読むのでしょうが、案山子はどうですかね。
あ、scarecrowはかかしという意味ですが、なんて読むのだろう。スケアクロウ?

それでは扉の言葉の一部を。

Dorothy lives in Kansan, USA, but one day a cyclone blows her and her house
to a strange country called Oz.
There, Dorothy makes friends with the Scarecrow, the Tin Man,
and the Cowardly lion.
But she wants to go home to Kansas.

このような流れ?です。
上に言っているスケアクロウは一番最初に友達になる変な案山子です。

話としては次のような感じです。
・Dorothyは家に帰りたい
・Scarecrowは脳が欲しい
・Tin Manは心臓が欲しい
・Cowardly lionは勇気が欲しい
・さあどうする。

この流れです、魔法のような変な世界に迷い込んだDorothyを中心に話が進みます。
英語は少し難しいですが、それでもスラスラと読めるレベルか?
ただレベル1だから難しいということがどうもあるらしい
*ある英語の先生曰く、こういう少ない語彙で出てくる単語にはやはり国の差が出る
*つまり当たり前過ぎて習わないような単語かつ受験勉強で出ない単語が出やすいらしい


それはさておき、話を知らなかった分、とてもおもしろかった。
洋書は全然おもしろくない本も多いのだけれども、これはおもしろかった。
最後の方のオチも秀逸。
ただ一番最後の章は少し駆け足と言う感じだったかな?

全6章構成ですが、最初の方はゆっくり、最後駆け足という感じです。
序盤は結構細かく描写が書いてありますが、後半は魔法のおかげであっさりする。
まぁ同じ場所を行ったり来たりすることもあるので、これはこれでいいかなとは思う。
全体では40p程度。

日本語で読んだり見たりしたことがない人は見てみるとおもしろいかもしれない。
私はとても楽しめました。

【書評】A LITTLE PRINCESS(Oxford Boolworms Library Level1.)

今回の書評は今までブログに書いているPenguin ReadersやCambridge English Readersとは違い
以前読んだことのあるTHE COLDEST PLACE ON EARTHという本を出している系列の本です。
いわゆるOxford Boolworms Libraryです。
洋書系のシリーズはペンギンとCER、OBLが代表格な気もします。
大きめの本屋では、基本的にはこの3つの種類を見ることが多いです。

The Coldest Place on Earth (Oxford Bookworms Library)The Coldest Place on Earth (Oxford Bookworms Library)
(2000/08/17)
Tim VicaryJennifer Bassett

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これがそのTHE COLDEST PLACE ON EARTHという本。
これについては書評を書いていない気がしますが、まぁ題名そのままの本です。
今回呼んだのはA LITTLE PRINCESSです。
二冊ともOBLのLevel1(400 headwords)ということで、知らない単語はほぼありません。

Little Princess (Oxford Bookworms Library)Little Princess (Oxford Bookworms Library)
(2000/08/17)
Frances Hodgson Burnett

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こちらです。
まずは扉の言葉。

Sara Crewe is a very rich little girl.
She first comes to England when she is seven, and her father takes her to Miss
Minchin's school in London. Then he goes back to his work in India.
Sara is very sad at first, but she soon makes friends at school.

But on her eleventh birthday, something terrible happens, and now Sara has no family,
no home, and not a penny in the world.


OBLの本はLebel1でも結構長い文章な気がします。
以前呼んだJojo's Storyと同じ程度の長さです。Jojo's StoryはちなみにLevel2です。

単語自体は難しくなく、だいたい90~97%ぐらいは既知の単語ですが
この話、Indiaが関わっていることとEnglandの話なので固有名詞・名前が全然読めません。

主人公はSaraでいいですが、その他にもRam DassやCarmichael、またErmengardeなど。
こういうとき読む、つまり黙読してるときに、どんな音に変えるか真剣に悩む。
私はラムダスさん、カーミシェルさん、エルメンガルデちゃんなどなど適当に。
なんて読むのだろうか。


話は6章立てで、流れは扉の言葉通りなのだけれども
Jojo's Storyでも書いたかもしれないけど簡単な文が多い。
難しい文法もあまり出てこないので、話としてはかなり疾走感を感じて最後まで読めた。
だいたい1時間弱で読めるはずというのが感覚。
実際はテレビを見ながら読んでたり、途中休んだりするともっとかかる。字債にかかった。
結構多めに挿絵が入っていることと、文章の印刷自体も読みやすいので楽でいい。


Jojo's Storyは内戦の話の重いストーリーでしたが
この話も一部重くなる部分は確かにある、それでも主人公のSaraは健気に頑張っています。
健気に頑張るSaraとその本当の友人たち、ここ大事です、本当の友人たちによる
はーとふるらぶすとーりーではないけれども心温まるお話。
これって映画とかなってたりするのかな?Amazonで調べたときかかっていたけど。

あ、でもこの話は女の人しか基本的に出てこない。
もう少し正確に言うと女の子が圧倒的に多く出てきます。
そういった暖かいストーリーが読める人は面白いと思います。

【書評】Jojo's Story

一週間ほどかけてぼちぼち読んでいた英語の本Jojo's Storyについての書評です。
Jojo's StoryはCambridge English Readersというレベルの段階がついた本です。
STARTERから始まりLevel6までの7段階があり、使われている語彙や
総語数、ページ数などが変わっていきます。

Jojo's Storyは下から3段階目のLevel2の本で
基本単語数800、総語数10,000、ページ48というランクになります。
つまり簡単に言うと中高生向けの本と言うことです。
またJojo's StoryはLevel2の本、2008年のベストセラーということで選んでいます。
またAmazonなどでも高めの評価が出ていますね、まずは引用です。


「10歳の少年Jojoは村でたった一人の生き残りだった。すべてを失ったJojoは
やがてイギリスから来たジャーナリストChrisと心を通わせるようになる。真実
を知ったJojoが取った行動とは。」


話の舞台はおそらく20世紀、ある国のある村から始まります。
主人公の少年Jojoは父、母、姉、兄といった家族を失い、ただ一人の生き残りです。

少年の生まれ育った村には、もう誰もいません。
彼のお気に入りのニワトリ、Whitetailを除き彼は一人で佇みます。
彼一人しかいない、焼かれた町にはいったい何があったのだろうか。

こういったちょっとしたシーン、一人で町にいるシーン
また兵士たちが現れるわけですが、そういったシーンでのいわゆる「描写」
全体的に短い文が多い話ですが、実に綺麗に書かれていてさくさくよめる感じです。
文法のレベル的には中学生でも読めると思います。
(単語はあまり見ない単語は少ないですが、若干ある気もしますが)



あるとき現れたUNの兵士とジャーナリストに保護されることになったJojoは
同じような境遇にあっている少年たちが集まる場所へと行くことになる。
仲良くなったジャーナリストのChrisとのいろいろなおしゃべりを経て
Jojoはいったい何が起きているのかを知った。

要するに内戦状態なわけです。
普通の戦争かもしれませんが、UN軍が出てくることから考えても内戦という
解釈の方が合っていると思います。
他にも地雷の話、医者の話なども絡んできます。
そんな中、Chrisがイギリスに戻ることになり・・・



Chrisと共に行くことを望んだJojoではあったが、その願いは拒否される。
イギリスに戻ったChrisからは手紙が届くこともあったかもしれないが
Jojoはそれを確認しようとはしなかった。

そんな中、徐々に家の付近でも戦闘音が聞こえるようになってくる日々にJojoは
亡くなった兄の親友であった一人の兵士と出会う。
家の付近で活動する最先端の装備をもつUN軍と比べても
みすぼらしい装備しかもっていない彼ではあったが
兄の親友ということもあり仲良くなり、戦争が終わったらうちに来ないかと誘われる。

家の近くで活動しているUN軍、戦線で戦っている兵士たち。
様々なことに思い悩んだJojoはある決意をする。

<ネタバレ注意>
という感じで物語が終わります。
ページ数的に言えば40ページ程度しかないので短い話なのですが
とても考えさせられる話です。
特に地雷の話は描写が生々しくて深い話です。

Jojoは最終的に覚悟を決め、UN軍から盗んだ装備を兄の親友に私
彼の装備を受け取り自らも戦場へ赴く覚悟を決めるわけです。
いわゆる少年兵の話なのですが、短く簡潔な英語で書かれると
ストレートに話が伝わってくるような気がします。


【書評】とある飛空士への追憶

犬村小六(いぬむら ころく)先生の「とある飛空士への追憶」です。
別の本を買いに行ったついでに買いました。
Amazonの欲しいものリストに入れてあったのですがなかなか注文せず・・・
いつまでも放置しているのもあれなので思い切って読むことにしました。
新生活が始まって早二月ですが、教科書以外では初めての読書です。

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)
(2008/02/20)
犬村 小六

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どっちが主人公だこれ。
シャルルのほうでいいのだろうか。
それはともかくとして、一番最初にヒロイン、ファナの長い紹介がありました。
一番最初読み始めたとき、そこで読むのをやめてしまった笑

そんな冗談みたいなことをしながらも読むのを再開して
たぶん2時間ぐらいで最後までいきました。
すがすがしい読書後という感覚です。
終章は余計かも知れませんけど。

飛空士という単語がなかなか変換で一発で出てこないのがイライラするのですが
主人公のシャルルも広いんのファナもすごい魅力的な存在。
話のストーリーはとてつもなく王道な話なんだけれども、その分安心して読めた。
空中戦の描写も私にはちょうどいい感じで気持ちよく読めました。

すごい短い期間のお話なのですが二人とも変わっていきますね。
これはまさにツンデレ
という冗談はおいといて、二人とも人間らしくなっていく感じですかね・・・
上手い言葉が見つかりませんけど。
シャルルはシャルルとして、ファナはファナとしてお互い成長します。
ファナは後に歴史に名を残す人になっちゃうらしいです。
シャルルはあれです、とても人間です。なんだこの日本語。
普通の男の人です、年齢はどれぐらいか忘れたけど。
彼の飛行テクニックはすごいらしく、なんかすごいです。
飛んでるシーンが作中で多く描写されていますが、すごい青い感じでいいですね。
表紙?もきれいな青色、最後まで読んでから見るとにやりとしてしまう。
いずれにしても最後まで楽しめた、良作。


久しぶりの読書は楽しめました。
重い話もいいけど短く楽しめるのもいいですね。
続編というかシリーズの「とある飛空士への恋歌」というのを読むのもいいけれど
しばらくはこのすがすがしさを残しておきたいと思ってしまう作品。
というわけで次は通称、「され竜」を読みます!
たぶん。

実践 Web Standards Design 

前々から切望していた

 実践 Web Standards Design Web標準の基本とCSSレイアウト&Tips

が手に入りました。

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