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法学基礎論のメモ

試験前にいろいろと思い出しながら書いてみる駄文。

1.法と道徳の違い
 法は物理的強制を含むが、道徳は精神的強制のみである
 法に従うのは罰せられたくないためだが、道徳に従うのは自発的である
 よって法とは倫理・道徳の最低限で、その違いは強制の有無と動機の有無にある

2.西洋法の追求
 日本の法思想はヨーロッパ法の影響を受けているが
 ヨーロッパ法には古代ローマ法が影響を与えているため
 また同時代のArchaicLawと対比しながら現代の法思想を考えることが有効である

3.ArchaicLaw
 父権制時代の古代法で、古代ローマ法と区別するための名前である。
 その中身の特徴として、呪術制が存在して宣誓が自分へののろいという考えであったこと
 また厳格方式の裁判、口約束による契約、贈与互酬の文化など。
 互酬とは返礼を期待して贈与のことで、この当時の贈り物は互酬という考え方が
 強かった。この考え方は後世まで影響を与えることとなる。またその法思想は
 基本的に団体を基準にしている。団体の秩序を保つことが父、王の役目であり
 秩序回復のために行う罪への対応は贖罪(フェーデ)である。
 いわゆる実力逃走でルールに則った復習のことをフェーデと呼ぶ。
 この時代の裁判は厳格方式、口頭形式で、無罪の証明を行う雪冤裁判では
 自らの言葉による正しい誓いが重要であった。この時代のArchaicLawは非常に具体的な
 法であるが、これは現代法が一般的であるのと対照的である。一方、この時代の
 呪術的要素は後のローマ法やキリスト教、また現代まで残る慣行である。

4.古代ローマ法
  古代ローマ法はArchaicLawの克服を目的としていた法である。歴史的にはいろいろと
 影響力が薄れてきた時代に、ユースティアンI世が市民法大全を編纂したことで、その
 影響力を後世まで残した。また当時として技術的に洗練された成文法であったため
 後のヨーロッパへ大きな影響を残したともいえる。
  この時代の裁判は厳格方式から徐々に文章化された方式書訴訟という形へ移った
 ただその執行にはフェーデなどのArchaicな要素が残っていた面もある。しかしArchaicLawが
 いわゆる法観念であったことに対してローマ法は手続き法であった。
  ローマ法は徐々に対象が団体から氏族へと移っていった時代の法であり、ArchaicLawから
 徐々にはなれていった。また特徴としては法を改正するのではなく解釈を変えることで
 時代の流れに対応した法である。Archaicな文化は様々な場所に残ってはいたモノの
 洗練された成文法として後の時代に大きな影響を与えた。

5.共和制の時代
  元老院が大きな権力をもつ欠かせないモノであり、また民会や平民会などの組織もあった。
 この頃の法は市民の慣習法である市民法と、法務官が作成した法務官法があり、二つは
 平行して存在した。法務官法は後に永久告示録としてまとめられた以降、衰退していく。
  この時代の軍隊は徐々に私兵化していき、皇帝の力が大きくなってくる。有名な皇帝としては
 カエサルやアウグストゥスがいた。裁判は厳格方式から方式書訴訟という形を経て
 後に時代に合わなくなると皇帝管轄の裁判へと移っていき、最終的には一元化される。
 
6.キリスト教
  キリスト教はローマ法と同じく、ArchaicLawとの決別をテーマとした愛の宗教である。
 現在の国家的仕事である社会福祉や弱者救済を協会が担っており、もともと教会と国家、
 また法というモノは併存するものであったが、徐々に国家と教会が同格のモノになる。
  当時国教化された影響から教会は国家教会と呼ばれたが、全国民がキリスト教徒である
 ことを前提としていくと、徐々にキリスト教徒のエリート世が薄れ、形だけの信仰で認められる
 ようになり、それによって国民教会などとも呼ばれた。
  元々皇帝が一番偉かった時代。名君クレゴリウスI世は財政・行政改革を行ったのに伴って
 教会の土地を管理し、統一ミサ書の作成の作成などを経て教会は国家的存在へと強く
 なってくる。ただしその中にはArchaic的な文化が残っていた部分も多かった。教皇のために
 土地を寄進して、それに対する冠を与えることで妥協を含みながらも教会国家が誕生する
  具体的には、たとえばキリストの温情を受け取る7儀式や土地の寄進、贈与、互酬
 などの考え方にArchaicな要素が残り、それが義務化されているものもあった。ただし基本的に
 異教的な考えであるArchaicな要素なので、それを駆逐するために雪冤裁判を廃止し
 裁判所の構造の変化、勅令集の整備などを行い、証言ではなく証拠や事実に頼った審問である
 糾問審判をメインとするように、徐々にArchaicな文化を克服した。
  キリスト教は様々な妥協もありながらも、過失という概念を作り、糾問審判などの新しい
 体制も整え始めることで、Archaicな文化を徐々に駆逐し、後の法観念に大きな影響を与えた。
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